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海形将志

Author:海形将志
40代、独身、東京在住。仕事は翻訳業。米留学経験有り。

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太宰治作「人間失格」 芸術家にありがちなこと
裕福な家庭の放蕩息子が、自由奔放に生きながら、最後は精神病院に放り込まれる。

この作品は、太宰治の自伝的な小説であると解説に書いている。

まあ、えてして作家を含め芸術家には、こんなタイプが多いとよく聞くし、本人もそんな性格を、周囲に多大な迷惑をかけながらも得意になっている面がある。小説家であり、本格的な小説家を目指している私にも、多少ぞくっとするところがある。

こういう場合、言い訳として、こんなだから、いい芸術が生まれるのだと主張する輩がいるが、何か変なの、身勝手なの、と思う。たかが小説とか絵画とかで何を偉そうに、と思う。そんなので世渡りできるほど世の中甘くはないし、そんなもののために身勝手に振る舞って、家族や親戚に迷惑をかけてまで成し得るものなのか。

結果、いい作品が生まれたとかいうのは結果論。後付の説明であり、そういう奴らは単に運が良かっただけ。そうでなければホームレスになってただろうってやつ。所詮は自己満足。

かくいう私も目指していると先程述べたが、本業は他にあるし、例え小説家としてほぼ食えるようになっても、本業は続けていくつもり。また、他の仕事も実をいうと考えていたりする。それは、漁師や百姓なんてもの。機会があればやりたいと思う。だって、腹が減っては戦が出来ぬ。花より団子だろう。

そういうことを生きていくベースとして、まじめに考えて、余った時間を使ってのみ、小説家とか画家とかを目指すべきだと思っている。所詮は、道楽を兼ねた小遣い稼ぎか副業的な商売。

かっこつけて「芸術に命を捧げる」とかバカらしい。あと、スポーツもそうだ。所詮はお遊びごと、それをオリンピックだとか、ワールドカップだとか大袈裟にもてはやして、そこに大金がつぎ込まれ、スポーツ選手を本業にする連中も登場。まあ、あの手のイベントは国策や資本が関わっているけどね。そこに美辞麗句を飾って、さも、そんな人達が誰よりも偉いというような扱いをして虚像を作り出している。

そういう人達も、いいコーチや施設を提供してくれるスポンサー以上に、食べ物がないとスポーツもできなければ、生きていくことも出来ない。

もちろん、社会は分業で成り立っているのだから、芸術とかいうのも、一つの分業のようなもの。しかしね、全てのベースに「腹が減っては戦が出来ぬ。花より団子。」があり、それを絶対に忘れてはいけない。

ドイツでは、クラインガルテンと呼ばれる都市の中に農園があり、市民が農作物を育てる制度があるとか、それで都市で食料自給をある程度まかなっているとか聞く。芸術家をもてはやす前に、そんな制度を徹底させることに人々は力を注ぐべきだ。

自給率100%を目指し農業畜産、漁業人口を全人口の2割以上にして、常に現実的な生きる糧に目を向けさせるべし。ただ、いっとくけど、そのためには農業も変わらなければね、封建的な制度や企業を入れるようにしたり、政府も専業農家を支援できるように直接所得支援を行うなどしないと。


何だか小説評論ではなく、政治や社会論になってしまったのが情けないが、私のこういう意見を理解しないものは、まさに「人間失格」である。
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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

小説評論 | 13:44:30 | Trackback(0) | Comments(0)
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